現在の国家観すなわち「ネーションとしての国家」という枠組みを基準として考える「ナショナリズム」という概念が生まれたのは近代以降のことであり、歴史の浅い新しい考え方ですが、以下のことについて正確でわかりやすい資料等をご教示ください。サイト以外にも書籍・論文等でも結構です。 ・近代の「ネーション」という発想、ナショナリズムという思考回路が生まれた歴史的経緯 ・近代の「ネーション」という発想、ナショナリズムの日本における受容の経緯 ・ナショナリズムの誕生と「国境」の誕生についての歴史的経緯 ・「ネーション」的な国家観が生まれる以前の国家観そのものの歴史 ※ここでいう「ナショナリズム」とは、いわゆる右翼民族派的な偏狭なものに限らず、ネーションとしての「国家」という概念をもとに考えることととらえてください。たとえば「和語・外語」ではなく「国語・外国語」というふうに「国」という単位・枠組みを基準にして
国家の成立に先立って人間の自然状態を想定し、そこから社会契約によって国家あるいは政府というものが形成されると考える点で、ロックはホッブスの政治理論と似通った思想を抱いていた。しかし肝心なところで、ロックとホッブスとの間には相違がある。 まず人間の自然状態についての見方が、ロックとホッブスとでは180度異なっている。ホッブスは自然状態にある人間はそれぞれに自分の利害を勝手に追及する結果、人間相互の間で果てしのない闘争が生じると理解していた。そのような状態にあっては、人間は互いに対して狼となる、これがホッブスの基本的な認識だった。つまり人間に関する性悪説である。 これに対しロックは、自然状態にある人間といえども決して無秩序や闘争のうちに生きているわけではないと考えていた。ロックはいう。 「地上に共通の優越者を持たずに、相互の間で裁く権利を持ち、人々が理性に従ってともに住んでいた状態が、正しく自
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