海洋研究開発機構と千葉工業大、東京大の研究チームは26日、小笠原諸島の南鳥島南東沖の深さ約5500mの深海底で、レアメタルを含む球状の岩石「マンガンノジュール」が広範囲に密集しているのを発見したことを発表した(日テレNEWS24の記事、 日本経済新聞の記事)。 マンガンノジュールは海底の凝結物で、マンガンの他、コバルトやニッケルなどのレアメタルを含む。しんかい6500が撮影した映像には海底をびっしり埋め尽くすマンガンノジュールが映し出されており、東京都の20倍もの面積に広がっていると推定されている。発見した地域は日本の排他的経済水域 (EEZ) 内の領域で、これほどの量が日本のEEZ内で発見されるのは初めてだという。 EEZ内での発見ということで資源としての価値が気になるところだが、現時点では深海からの効率的な引き上げ方法は未確立とのこと。