尾関雅則氏は我が国の情報化を牽引したリーダーの一人である。国鉄時代には本格的なプロジェクトチームを作り、大型コンピューターを使って、みどりの窓口の座席予約オンラインシステムを開発、1973年1月に完成させた。2007年現在も、IT関連の勉強会などに顔を出し、発言や質問をされている。 その尾関氏は10年前、73歳の時に「オゼのホームページ」を開設、情報化やプロジェクトに関するエッセイを執筆した。今回、本サイト上に、オゼのホームページを復刻する。前回に続き、今回も「パソコンシステムについて」と題された一連のコラムを紹介する。このコラムの主旨について尾関氏は次のように記していた。 「パソコンが世に現れてから、すでに20年以上の時間が経過しました。パソコンの生産額が、昔のコンピューターのそれを超えたのは、もう数年前のことだったと記憶しております。今や、コンピューターといえばパソコンのこと、と言うの
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