日本の半導体産業の再生のために残された時間はあと3年──。電機業界のトップアナリストとして知られるドイツ証券の佐藤文昭氏は、分散したリソースの大統合を急がなければ未来は暗いと警鐘を鳴らす。“日の丸半導体”のターニングポイントを聞いた。(聞き手は、日経ビジネス オンライン副編集長=水野 博泰) ■佐藤文昭氏は、クオンタムリープなどの主催で6月6日(水)、7日(木)に福岡市で開催されるフォーラム 【Asia Innovation Initiative(AII)】 にパネリストとして参加。半導体産業の未来について議論します ■関連記事: 出井流、楽観的ニッポン改造論 NBO 日本の半導体業界が置かれた状況は厳しいですね。 佐藤 中長期的に見ると、かなり厳しいものがあります。日本の半導体は1988年に世界で51%の市場シェアを握っていたのがピークです。そこからずっと下がり続けていて現在は20%程度
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