「二人で一人」の仮面ライダー。 上手くいくのかどうか、ドキドキのコンセプトでしたが、主人公のふたりに救われました。 桐山漣くん、菅田将暉くん。 一年半前にオーディションで出会った、 「誰よりも仮面ライダーになりたかった青年」と「一番まっ白な少年」は、 風都での活躍を経て今では、 翔太郎とフィリップという立派な主人公として、 仮面ライダーの歴史に名を刻む存在になってくれました。 年齢差のある二人ですが、お互いがお互いをリスペクトし、高めあってきたように思います。 「あいつはすごい」と相手を認め、だから自分も「負けないように頑張ろう」としていました。 まさに「相棒」と呼ぶに相応しい関係、彼らのいい関係が作品全体のムードを作ってくれました。 『W』という作品は、彼らに象徴される「2in1」がコンセプトだったので、何事も「ダブル(ふたつ)で」いくのが信条でした。 「ヒーローもの」であり、「探偵・事