自転車専門店「サイクルベースあさひ」が好調だ。 サイクルベースあさひを経営する、あさひの2021年2月期決算は、売上高694億5600万円(前年同期比16.0%増)、営業利益68億6300万円(同71.3%増)、経常利益73億2600万円(同72.5%増)と、まさに絶好調であった。 コロナ禍で非接触を求めるニーズが高まり、通勤・通学に自転車を使う人が急増。従来からの健康志向やアウトドアブームも、プラスに働いた。 店舗数は、21年9月に全国500店を達成。年末には504店となった。 特に、電動アシスト自転車の売り上げ増が業績を押し上げている。初期の頃からあった、“ママチャリ”タイプのシティバイク(シティサイクル)を上回って、車輪の小さな小径自転車(ミニベロ)や、スポーツタイプのクロスバイクが伸長。購入層は、かつて子どもの送迎などで使う女性が中心だった。しかし、老若男女を問わず購入者が増えて、