上田市の上田城跡公園や中心商店街で19日、第29回上田真田まつりが開かれた。自前の衣装で戦国武将・真田幸村などになりきる「幸村なりきり隊コンテスト」が初めて行われ、県内外の9~52歳の男女13人が同公園櫓(やぐら)門前に登場して会場を湧かせた。 市民有志と市などでつくるまつり実行委員会が「コスプレで盛り上げよう」とコンテストを企画。千曲市や中野市のほか、鳥取県や埼玉県など県外からも集まった。幸村や武田信玄などの格好で次々に登場。戦闘ポーズを取ったり、「おやかた様」と叫んだりして、観客から「かわいい」などと声が上がった。母袋創一上田市長ら3人が衣装、なりきり度、勇ましさなど5項目で点数を付けて審査した。 優勝したのは、幸村になりきった水戸市の小学3年須加野(すかの)優奈さん(9)。赤い甲冑(かっちゅう)を着て「燃える熱い魂でやりを振るってみせましょうぞ」と叫び、2本のやりを懸命に操った。