「来なくていい」と言われても不安? 台風があぶり出す“会社員という病”:河合薫の「社会を蝕む“ジジイの壁”」(1/5 ページ) 9月8日夜から9日にかけて静岡県から関東、東北地方に記録的な暴風雨をもたらした台風15号。停電、住宅地の冠水、構造物の倒壊や倒木などが相次ぎ、死傷者も出ました。 あらためて自然の猛威を思い知らされたわけですが、同様に痛感させられたのが、「日本企業の働かせ方」であり「日本人の働き方」です。 ご存じの通り、多くの公共交通機関がまひし、駅には長蛇の列ができました。JR総武線の津田沼駅にできた長蛇の列は駅構内からあふれ、「お~い! どこまで続いてるんだ~~」と途方に暮れるほど。 Twitter上では「コミケ状態」「社畜の参勤交代」などの言葉が大きな話題になり、「そこまでして会社行くか~?」だの「リモートワークした方がよっぽど効率いいじゃん!」といった意見が相次ぎました。