最近のゲーム機はかなり進化したので。 もうそういうことはなくなったのですが。 ファミコンというのは、かなり原始的なマシンでした。 機能的な制約のなかで、その最たるものは最小分解能が 「60分の1秒である」というもの。 これはどういう事かというと。 音楽の世界では、テンポの表記は「一分間に四分音符がいくつ」 というもの。そこから八分音符、十六分音符の長さが 割り出されていくわけです。 実際、計算してみるとわかりますが…。 それらを誤差なく正確に刻みだそうとすると、ものすごい 短い周期でタイマーがカウントアップしていく必要がある。 ところが。 ファミコンというのは、とにかく「60分の1秒」単位、 という区切りしかない。そういうタイミングでしか 全ての処理がさせられないのです。 これはタイマー割り込み機能といいますが。 最新の機器には、おそらくこのタイマーが ものすごい高速で、それも複数の回路が