対象読者 Javaのフレームワークというと、いまだにStrutsに代表されるServletベースのMVCフレームワークを経験されている方がほとんどだと思います。 Node.jsも経験されている方であれば比較的理解しやすいかもしれませんが、ここでは「伝統的な同期型のマルチスレッドプログラミングになれているJavaプログラマー」を対象とし、Vert.xのアーキテクチャを理解して実際にアプリケーションを作成する手助けになることを目指していきます。 なお、この記事は執筆時点で最新の安定版である2.1.5を前提に記述していきます。 Vert.xのインストール Vert.xは、2012年5月に1.0、2013年に2.0がリリースされ、現在3.0が開発中のまだまだ若く枯れていないオープンソースです。 公式サイトのインストール解説を見てもらえば早いとは思いますが、簡単にインストール手順を説明しておきます。
![モダンアプリケーションのための軽量・高性能プラットフォーム「Vert.x」の概要と導入手順](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3de93f6a25cf3dbf90a8615ab694c8c38f869aa3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcodezine.jp%2Fstatic%2Fimages%2Farticle%2F8353%2F8353_arena.png)