新たにMIT Media Labディレクターに任命されたFrank Mossは、技術革新が生まれる可能性は、企業の役員室や起業家のガレージより、家庭のリビングルームからの方が高くなると話す。 マサチューセッツ工科大学は米国時間2月15日、MossのMedia Labディレクター就任を発表した。知名度の高い同研究所に参加する以前の同氏は、ソフトウェアメーカーのTivoli Systems、WebサービスベンダーのBowstreet、そして最近ではガン治療薬を開発する製薬会社のInfinity Pharmaceuticalsなど、複数の企業を起業していた。 しかし、同氏は、企業の研究室やベンチャーファンドを獲得した新興企業より、技術ユーザーが発明の方向性を決めるケースが増えつつあるように感じているという。 「さまざまな場所から多くの革新が生まれてくると思う。将来的には、これまで新技術の受け手だ