『いい学校・いい会社・いい人生』という物語 - アンカテ 「ブランド」の有無で対立項を作ろうとするから、おかしなことになるのだと思う。 それでは、「いい学校を出ていい会社に入って専門性を獲得すればいいだけのこと」と言われて終わりだろう。 「ブランドつきのいい子」という表現に、肩書きだけ立派で中身の伴わない人というイメージを含ませ、「いい学校を出ていい会社に入った人」=「ブランドつきのいい子」というイメージ操作をしているところがいやらしいというか安っぽい印象を与えている。 いい学校を出ていい会社に入った人が、そうでない人に比べて能力的に劣るというわけでもあるまい。 「いい学校を出ていい会社に入ったからといって優秀とは限らない」というのはその通りだけど、じゃあ、いい学校を出た人間とそうでない人間と、どちらに優秀な人材が豊富かという話になると、たぶん前者だろうと思う。 「いい学校を出ていい会社に