サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法 作者:大槻 ケンヂ白夜書房Amazon 大槻先生がお書きになった――というより語り下ろした、というべきか――サブカル論というよりは自分の一代記。でもその中で、バンドやりたいとかクリエーターやりたいとか、あまり普通に就職しなくてもいいから好きなことやりたい人向けのいろんな指針がある。これをマジにガイドとして使うやつはいないだろうけど、事務所との契約とか懐事情とか、サブカル系のいろんな落とし穴とか、結構おもしろい。 人気が出てしまうことの弊害とか、「プロの客になるな」とか、いろいろ含蓄のある話も結構あるし、「自由の不自由」とか、ぼくのたかがバロウズ本にも通じるなあ、という中身もさらっと出ていて、やっぱえらいもんです。書評するって本じゃないけど――と思うんだがたまにこういうのもとりあげたほうがわけわかんなくていいのかな、とは思うんだけど