検証ザックジャパン(1) サッカージャーナリスト座談会(前編) ブラジルW杯で日本がグループリーグ敗退に終わった直後、戦前の盛り上がりとは裏腹に、ザックジャパンの話題は一気に世の中から消えていった。日本サッカー協会をはじめ、テレビや新聞などの大メディアが、日本代表の敗因を厳しく分析し、検証するようなことはほとんどなかった。はたして、それでいいのだろうか。失敗に終わったときこそ、その原因をきちんと究明しなければいけないのではないか。そしてそれが、次世代に生かされ、日本サッカーの強化につながっていくはずである。そこで今回、杉山茂樹氏、浅田真樹氏、中山淳氏の3人のサッカージャーナリストに集まってもらい、ザックジャパンの4年間について徹底検証。日本代表が本当に強くなるにはどうしたらいいのか、探った――。 ブラジルW杯敗退後、ザッケローニ監督(左)の代表監督退任を発表する原博実専務理事兼技術委員長(