重大な事故につながりかねないタイヤのひび割れですが、 なぜ起こってしまうのでしょうか? その原因は複数あり、一番の理由としては、ゴムの経年劣化が あげられます。古い輪ゴムが硬くなって、伸びにくくなるのと同様に、 タイヤもまた、古くなるにつれて硬くなります。もともと、タイヤの ゴムには「軟化剤」や「劣化防止剤」が練りこまれていますが、 時が経つにつれて抜けやすくなり、劣化が進行してしまうわけですね。 ですから、ひび割れが起こっているからといって必ずしも交換が必要 ではなく、下記の図内、レベル5ぐらい進行していなければ、しばらくは 経過観察でも問題ないでしょう。 また、経年劣化だけでなく、タイヤのひび割れには次のような要因が 絡んでいると言われています。