大阪市鶴見区で、小学校高学年ほどの男児2人組による現金窃盗事件が相次いでいる。手口は共通しており、まず「家のトイレを貸して」という口実で高齢者の住居に入り込み、居間やリビングの財布や小銭入れなどを盗んでいくというもの。 小学生に「トイレを貸して」と言われても不審に思う人が少なかったのか、すでに同区内で6件、計約13万円の被害が出ている。大阪府警鶴見署の担当者も「犯行がエスカレートしないよう、早く補導しなければ」と語っている。 授業のない土日や放課後に集中 最初の事件は2015年10月中旬ごろに起こった。男児2人組が鶴見区の70代女性宅に「トイレを貸して」と上がり込み、家の中から現金1万円を盗んだ。相手が小学生だったためか、家の中へ入れた。トイレへ入っていた時間も数分で、特に不審な点はなかったようだ。 しかし、2人組が去った後、女性は自宅から現金1万円が消えているのを見つける。警察へ通報した