琵琶湖を臨む雄琴のトルコ風呂(今で言うソープランド。以下ソープ)「湖の城」で働くNo.2ソープ嬢「お市」。 愛犬のシロと琵琶湖西岸をジョギングしたり、客相手に電波を垂れ流したり、先輩「淀殿」のいびりに遭ったり、ジョギング中に聞こえてくる笛の音が気になったりする日々を送っていた。 ところがある日友人のローザを送り出したお市の元にシロが倒れていると連絡が入った。 シロは何者かに殺されたのだ。 お市は犯人が大物作曲家日夏圭介であると突き止め、シロの無念を晴らすべく彼の事務所のある東京に向かうのだった。