マンガに精通する書店員らがその年の一番面白いマンガを選ぶ「マンガ大賞2016」の授賞式が29日、東京都内で開かれ、大賞を受賞した「ゴールデンカムイ」の作者・野田サトルさんが式に出席した。野田さんは、「ゴールデンカムイ」の主人公が日露戦争で戦った元兵士という設定になったことについて、「祖父が日露戦争の203高地で戦った屯田兵だったから」と祖父がモデルになっていたことを明かした。 大賞受賞について野田さんは、マンガ大賞で2位となり、「このマンガがすごい! 2016」(宝島社)オトコ編で第1位になるなど、高評価を受けた九井諒子さんの「ダンジョン飯」を例に出し、「『ダンジョン飯』に勝ててうれしい」と喜びを表現して会場を沸かせた。また猟師と同行して鹿の脳ミソや生レバーを食べたエピソードを紹介しながら、迫力満点の作品作りについて「文献を調べるよりも本物の猟師に会って一言もらうほうが大きい」と持論を語っ