見える化がなぜ必要かを語った第1回、アイデアや思考をどのように見える化するのかを語った第2回、続く第3回ではプロジェクトの現状を把握する「プロジェクトの見える化」について解説する。第1回でシステム開発現場における混乱の原因の1つとしてあげられている「ソフトウェアの開発状況(進捗)が目に見えない」ことを解決するための見える化手法である。 タスクかんばんやバーンダウンチャート、にこにこカレンダーについては、第1回でも触れられているが、より詳しくそれぞれの目的と効果を解説する。 タスクかんばんは、タイムボックスマネジメントという考えに基づいて作られている。開発に限らず、プロジェクトには必ず存在する何らかの期限(顧客への納期、製品リリース日、広告の出稿期限など)を一定期間(タイムボックス)を単位として区切り、タイムボックスごとに、進捗を見極め調整をはかるチェックポイントを置く。 チェックポイントを