「taifu11gou__20140811.mp3」をダウンロード 台風11号が四国に近づいた時、中心気圧は965ヘクトパスカル、最大風速は35メートルだった。ごく普通の台風で、少し速度が遅いぐらいで、そのぐらいの個性は台風によっていつも起こる。それでも日本中が大騒ぎして、まる2日、日本国中で「命を守るため」かなりの活動が抑えられた。 簡単に言うと、「そんなに台風を怖がっているのなら、日本人は止めたら」と言いたいぐらいだ。台風接近や上陸は日本の夏から秋にかけての年中行事で、接近数は平均11回ぐらい、多い年は20に迫る。ただ、温暖化が進んでいなかった1960年代は大型で接近する台風が多かったが、最近は少なくなった。 でも、年間10回程度、起こるたびに「異常事態、命を守る行動」などと言ってもらうと、「それじゃ、日本に住まなかったら」という感じだ。なぜこうなったのか、その原因は次のようなものであ