恐竜少女が「恐竜博士」 になるまで。 早野 先生がお生まれになったとき、 日本にはフタバスズキリュウどころか、 恐竜の研究者すら、 ほとんどいなかったわけですよね。 佐藤 そうですね、はい。 早野 そういう状況で、 なぜ古生物学者になろうと思ったんですか。 佐藤 子どものときから、 ずっと恐竜が好きだったんです。 もうそれだけで、 ここまで来たって感じなんです。 早野 恐竜好きになったきっかけは? 佐藤 ふつうの子といっしょで、 たぶん図鑑を見たんだと思います。 私、幼稚園のときから 「将来は恐竜博士になる!」って、 まわりに宣言してたみたいです。 乗組員A え、幼稚園で! 早野 その決意がゆらぐことは? 佐藤 一度もなかったです。 乗組員A ひゃー、すごい‥‥。 早野 ただ、当時の日本に、 恐竜を勉強できるところって なかったわけですよね。 佐藤 なかったですね。 早野 そういう状況で