HGUCグフカスタムが組み上がった。撮影した。いや顔デカっ!脚みじかっ!腹が太くて腰ブロックががすげぇ前に出て見える。これはグフカスタムのプラモデルが悪いのではなく、全部「写真撮るときに広角で寄り過ぎ」のせいです。 みんなガンプラ撮るときカメラ立ち上げたらパッツパツに寄ってるでしょ。こんなふうに。ダメです。人間をこう撮ると顔がデカく足が短く、腹が太く見えてダサい。ずんぐりむっくりに写る。そこで最近「インスタとか仲間内の記念写真で盛れている人物写真(=小顔で足が長くて胴体がシュッとしていると嬉しい)」を撮るときに使われている……という流行りの撮影法をやります。 まず下のスクショのように、顔をフレームのちょうど真ん中(iPhoneなら水平を見るために中央に表示される黄色い線)のところに、そして足先が画面下のぎりぎりに入るよう構えます。「上のほうが余る」とか気にしたら負けです。
Photo by Karolina Grabowska on Pexels.com nippper.comでは今年もいろんなプラモやツール、マテリアルを紹介してきました。で、掲載された記事の「うひょ~!」という興奮が読者の皆さんに伝わると「私も使ってみよう」となるわけでありまして、Amazonとか量販店とか近所の模型屋さんで目当てのものを購入する……という流れができておるのです。ありがとう。 ということで、今年紹介した数多ある商品のなかから「これはマジでよく動いた……」というアイテムの上位10個をご紹介します。どれも鉄板すぎるアイテムですのでこれからプラモを始める人、プラモ作ってるけどもうちょっと便利にしたいぞという人はぜひともゲットしてください。また、それぞれのアイテムを紹介した記事も一緒に掲載しておきますので、使い方はそっちを読んでくださいね! 第10位 COMBAT ARMORS G
衝撃の出会いを果たした寿司屋のプラモ。今日は中身を見てみるとパッケージでも大きくアピールされていた「柳」のパーツ。確かに手作り感に溢れている。これは間違いなく成形品ではなく一品物だし、ロットごとに仕上がりが違いそうですごいな。 柳の木をプラモデルのパーツとして構築しよう、と思ったら結構大変そうなのはわかる。接着や組み立ても大変そうだし。でもそこで「じゃあ柳の木をつけるのはやめよう」となるのではなく、手作り樹木パーツを作ってでもこのキットには柳の木が必要なんだと企画した人は思ったのだ、と思うとけっこうすごいことな気がするな。 プラモデルではあんまり見ないパーツがほかにも豊富に付属! 「これもしかしてリアル小石?」な小石! 地面を再現するためのカラーパウダー!のれんや看板を再現するための印刷物は「シール」と言い張っているのですが、触ってみる限りはどう解釈してもただの紙です。ナイトガンダムのマン
息子が生まれて100日が経った。まだ歯も生えてないのにメシを食うフリをする「お食い初め」という儀式は、いかにもオトナの考えたエゴイスティックな風習だなと考えていた。しかし、いざその日が迫ってくると親バカとはまた違った使命感(例えばかつて自分もそれをやってもらったらしいとか、あとでそれをやっていなかったことが息子や妻や私にとってなんらかの悔いを残す可能性がゼロではないかもしれない、とか)が沸いてきて、結局お食い初めに最低限必要なものが揃っているセットを注文した。 小さなプラスチックの食器に色とりどりの食材が少しずつ入っていて、スチレンボードで作られたお膳にきちっと配置された様相は正しく「料理の模型」であった。ここにある食材をひとつずつ買い揃えてうまく調理し、小さな漆器を揃えて見目麗しく盛り付けようとしたらとんでもない金額と労力が必要だろう。お食い初めがもともとは皇室や公家の儀式だったというの
冷たい空気で肺が痛い。時間にも本数にも余裕のあるバスに乗ればなんの苦労もないことを知っていても、私は空港から鉄道駅までの600mを走ることを選んだ。山口宇部空港の到着ロビーから草江駅まで全力疾走し、狙っていた宇部線の車両にようよう腰を落ち着ける。そこからたった10分で、列車は宇部新川駅に着いた。ホームに降りて、なんでもない顔をしながら、内心私は興奮していた。宇部新川には、こうして鉄道でやってきて、ホームに降り立つ必要があったのだ。 1月、新型コロナウイルスのせいで貯まりに貯まったマイルは有効期限を間近に控え、端から溶け去っていこうとしていた。それを使うなら、まだ行ったことのないところ、全然予測のつかないところが良かった。知識不足のせいでめぼしい観光スポットも思いつかない宇部。お気付きのとおり『シン・エヴァンゲリオン』のラストシーンで登場した土地で、他でもない庵野秀明の出身地である。そこにな
……っていうかさあ! 気になりませんか? 縦ロールが。縦ロールがプラモのパーツとしてどんなふうに抜かれてるのか気になるよなぁ〜っ。もみあげの縦ロール。そんなに大きくて複雑な形状じゃないけどさ。こんなドゥルンドゥルンしたパーツ、気になるじゃん。抜きが。 早速見てみましょう。なるほど。 「よく考えられてるなあ」という気もするし「案外ふつうだな」という気もする。派手さだとさっきの成田亨のランナーの方が興奮するかもしれない。でもどうだろう、このパーツの形状に彫られてる金型の方のことを考えると結構興奮できる気がする。縦ロールの形に彫られて滑らかに磨かれた凹型ッッッ! み、見てみたい。ということで、パーティングラインをペンでなぞってみると金型の存在を想像できて「なるほどなあ」という気分が増します。 「さっきからヌキとか金型とかパーティングラインとか何を言ってるのかよくわかんねえよ」という人はたい焼きと
模型界の場外乱闘、スーパー・ササダンゴ・マシンのフル可動キットは「プラモデルのプロレス性」を体現した傑作です。 「プラモデルとはプロレスである」ということを鮮やかに見せられてしまった。これは反則だ。「プロレスラーがプラモデルになる」というのはギリギリ理解できるとしても、プロレスラーが実は金型メーカーの社長で、自分のフル可動/色分け済みプラモを設計、製造、販売するなんて面白すぎるだろう。こんなことをできるのは世界広しと言えどもスーパー・ササダンゴ・マシンだけである。リングの上でパワポでプレゼンするあの人だ。なんなんだ。話を聞かせてほしい。どういうことなんですか。 >1/12スケール スーパー・ササダンゴ・マシン プラモデル(BASE) ▲私が坂井精機社長にして覆面レスラーのスーパー・ササダンゴ・マシンです 「誰に頼まれるのでもなく、自分で設計して自分で金型を彫って、そこにプラスチックを流し込
▲DULO 充電式ミニルーター MR-01 そのLEDでかっこよく光る「DULO」ってロゴはなんなの?と思ったんですが、これはNITRO-COMP(私も愛用しとる格安高出力コンプレッサー)などのエアブラシ関連アイテムをリリースしているRAYWOODのツールブランドなんですって。 ▲……の側面。充電はUSB-C端子。その横に、OUTPUT(USB-A)がある! 「充電式ミニルーター」ということで、このシルバーのダイヤルが付いたコントローラーそのものがバッテリーになっています。回転の正逆を変えるリバーススイッチと回転数を調節するダイヤル。 ……そんなことより聞いてくれよ、なんとこのコントローラーにはUSB出力端子が付いている。バッテリー容量は2600mAhなのでちょっとしたUSB駆動の照明やツールに対してこのコントローラーから電源供給できてしまう。なんでも充電できるモバイルバッテリーからモータ
白背景で完成したプラモをパチリ。スマホだとなんだか暗い。どうしてだ。照明を足す?撮影ブースを買ってくる?それだけでは写真は明るくならないよ、という話を書いたのですが、もっと白背景をパキッと見せたい人のために、ダイニングテーブルの上ですぐに始められる撮影法をシェアします。 写真撮影ってすごくたくさんのファクターがあるのでどうしても難しい話になりがちなんですが、なるべくシンプルに行くぞ。まずはなぜか無料で使える「モバイル版Lightroom(ライトルーム)」をダウンロードしよう。話はそれからだ。 ・モバイル版Lightroom(iOS用/App Store) ・モバイル版Lightroom(Android用/Google Play) ▲全然シンプルじゃないLightroomの撮影画面。多機能すぎてヤバい。いきなりコレ全部覚えるのは大変! Lightroomというのは写真の現像/編集/管理をする
海洋堂から発売されるARTPLAの四天王像シリーズは、大きさこそ違えど同社から過去発売された「カプセルQミュージアム 日本の至宝 仏像立体図録3 威容の四天王編」と見た感じほとんど同じ造形。その時はこの出で立ちの像は「広目天」という名前で売られていたのですが、プラモになったら名前が変わってしまっている。そういえば、今年の静岡ホビーショーで並んでいたときもこの製品のネームプレートは広目天でした。なんでいきなり名前が変わった? ▲耳が別パーツなのおもしろい! ▲頭部が前後割りで、耳の造形だけ左右方向から深くキレイに彫刻するパーツ構成なんすね! 「すわ、開発の過程で製品名がごっちゃになってしまったのか?果たしてそんなことあるのか?」なんて考えていたら、詳しい人からメッセージが。「このプラモの造形のイメージソースになっていると思しき興福寺の四天王像って、じつはここ数年で名前が入れ替わったんですよ」
構造はかんたん。タンクに水を入れて逆さまにセットするだけ。逆さまにした瞬間にタンク内の水が川を通って左の池に貯まる。大気圧によって池が満タンになると水の流れがストップする。パスカルがいなければ家が水浸しになってしまうところだった。物理学は最高。 水を排出したいときはボタンを押すと池の底にあるシリコン製の弁がわずかに下がり、スキマから水が排出される。ただそれだけなんだけど、これがめっぽう楽しい。 ▲シタデルカラーのブルーを筆塗り! ▲すかさず筆を池に突っ込んで洗う!洗濯板みたいなギザギザが筆の中の塗料を掻き出すぞ! ▲ボタンを押せば濁り水が排出され、また池が満タンになるまできれいな水がタンクから補充される! ▲あっという間に筆も水もきれいになる!最高〜! マグカップや筆洗を用意しても、少しの塗料で水はどんどん濁っていく。次の色を塗るときに少しだけ色が混ざって汚くなる……というのは小学校の図画
先日「プラモのパーツをとりあえず黒背景で撮るとキリッと締まる上にディテールがよく見えてよろしい」「その時は黒背景を壁に貼るなり棒から垂らすなりして垂直にしておくと光が反射しなくてよろしい」という話を書きました。 これは簡単に背景が真っ黒になって無敵なのですが、ランナーとか、手に持ったプラモとか、とにかく空中に浮いた被写体にしか使えないテクです。そこが弱点なのが悩ましい。どうしたもんか。 で、その後に「プラモ(に限らず、なんか静物)を撮影するときというのは、だいたい背景の紙をブツの下に敷いたら後方をグルーっと垂直に持ち上げてRの付いた状態にしがちです。あれはものすごく広いスタジオで上方と横方向からの光を自在にコントロールできることが前提になったセットなのですが、家はそんなに広くない。なので、狭いところであれをやると背景が光って黒い紙とか布なのに黒バックにならないことが多いです」という話をTw
さる3月26日、48年にわたって続いた長寿番組、『おかずのクッキング』が最終回を迎えた。土井善晴は父の勝からバトンを受け継ぎ、時間に追われる現代人のために料理の真髄を軽妙な口調で、じつに30年以上も語り続けた。その副読本として売られているテキストの最終巻を買って読み、私はあまりの内容に絶句し、風呂場でKindleを握りしめたまま、ちょっと泣いた。 これは全日本人が読むべき「暮らしのなかに組み込むための料理のバイブル」であると同時に、忙しい自分と心豊かに暮らす自分を両立させるための……つまり、プラモを作るときのテキストとしても最高に役に立つ一冊なのだ。 土井先生の考え方はこうだ。人間は食事を作っている「暇」なんかそもそもない。毎日生きるのに必死な中で料理をするのだから、そのベースにまずは一汁一菜の考え方を取り入れるべきである。米を炊いている間に味噌汁を仕立て、そこに手近なものを入れて食べれば
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く