この記事に関連する話題: プロダクト開発者に求められる、これからの「倫理」の話をしよう。 持続可能性と資本主義—それらは必ずしも相反する考え方であるとは限らない。少し前に長坂真護氏の掲げる「サステナブル・キャピタリズム」という考え方に触れて以来、その可能性についてあれこれ考えている。後述するようにこのブログでも折に触れて言及してきた話題ではあるが、最近また改めて、自身の日々の選択を批判的に振り返ることが増えた。 「地球にとって良いことか、悪いことか」「儲かるか、儲からないか(あるいは非営利か)」「自分にとって“分かりやすい”効用はあるか、無いか」このように結論を急ぎ、問題を過度に単純化してはいないだろうか。なぜなら、そのほうが取るべき行動が明確で“楽”だから。 しかし、これまでの技術・経済・文化の発展があってこその今の生活であり、資本主義は悪であると結論づけて歩みを止めるのはスマートである