今年もハセツネの季節がやってきた!~ハセツネって何?~山が色づき始めるには少し早いこの時期、東京奥多摩の山道ではトレイルランナーの姿をよく目にするようになります。毎年10月中旬に開催される日本山岳耐久レース(通称:ハセツネCUP)に出場する選手たちが試走をしているのです。 ヒマラヤでファイナルキャンプからアタックするときを想定したトレーニングの一環と位置づけられるハセツネCUP。制限時間24時間、総距離71㎞、累積標高差4,800m、さらに道中のエイドステーションは1カ所で1.5Lの水分補給のみというトレイルレースの中でも過酷な部類に入る山岳耐久レースで、選手たちは奥多摩の山を夜通し走り続けてゴールを目指します。 昨年このレースに初めて参加しましたが、老若男女2,500人が山を一昼夜走るというのはまさにトレイルランの祭典。レースは昼の1時にスタートし、第一関門を通過するころには辺りが暗くな