なんでもかんでもユーザーに聞けばよいってわけじゃない。 いや、ユーザー中心のデザインにおけるユーザー調査では、むしろ、「ユーザーの意見は聞いてはいけない」とさえいわれます。意見を聞くのではなく、ユーザーの行動を観察せよ、と。 でもね。ただユーザーを観察すればよいかっていうと、そういうわけでもないんですよね。 観察調査だっておなじで「わかろう」としなければ何も「わかりません」。 極端な話、ただ見るだけだったら目をあけてるあいだなら誰でも四六時中やってるわけです。見るだけでわかるなら、とっくにわかってていいはずです。わざわざ観察調査をするのは、単に目の前でユーザーに普段の行動をとってもらうためだけじゃありません。 観察調査というのは、ユーザーの行動のなかに未来のデザインの輪郭を見つけるためのものです。つまり、実際にはそこにあるようでない「未来のデザインの輪郭」なるものを見るわけですから、ぼーっ
表紙の半分以上を占める帯で、梅田望夫氏と私が何やらいっている――といっても論争しているわけではない。著者、海部美知さんはITライター小池良次氏の奥さんで、私はその縁で知り合った。また彼女はシリコンバレーに住んで、梅田氏と一緒にコンサルタントをやっている。そういうわけで、帯に梅田氏と私が並んでいるのだ。 写真ではせりふが読みにくいが、梅田氏は「彼女の結論は、『未来の日本』への希望の表明である」といい、私は「ここには、『イノベーションとは何か』というメッセージがある」といっている。彼と私の意見は、「今の日本」のままではだめだ、という点では一致している。 「パラダイス鎖国」をグーグルで検索すると、21万件も出てくる。トップが私のブログなので、私の造語だと思っている人も多いようだが、これは著者が最初にブログで使った言葉だ。しかし彼女によると「池田さんが育ての親だと思っています」とのこと。 内
id:dropdbさんの所で「お金ありきか。」というエントリが書かれています。 お金ありきか。 お金ありきか。そのにー 企画屋のはしくれですので参考になればいいなと思い、ひとこと言っておきます。 経験上感じるのが、技術を担いで商売している会社においては、「こういう技術を使えばこんな面白いもんが出来るんだっていうアツさ」から企画の背骨ができて来るのが多いことです。まずはそういうアツさを共有できるようなディスカッションの場を持つことをお勧めします。これはコンサルタントをやっていて痛感するのですが、ディスカッションは議題によって狂おしく相手を選びます。特にWHATそのものを考えるディスカッションをするのであれば、ディスカッション・パートナーの発掘が何よりも大切です。彼女がディレクター的な立場なら、まず考えなければならないのはここだと思います。 技術無くしては何も生まれはしないのですが、技術目線で
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