「明日は今日よりよくなる」ってバブル世代の人々が信じているってのが意外だった。うちの両親は団塊世代の末の方だが、小さな頃から鍋を突きながら「いつまでこういう、いい暮らしができるかねえ」とか話していたし。僕はもう若い頃から、いつ恐慌になるか、自分のいる会社がぶっ潰れるか、居場所がなくなるか悩みながら、全てのリスクはヘッジできないにせよ、ヘッジできそうなところは手を打っておこうって心構えでいる。できていないけど。 自称就活勝ち組上位5%のいわゆるエリートの、挫折知らずの野心に満ちた、みるからにポジティブ!という彼らだったが、話していて、彼らと私の世代との最大のギャップに気づいた。 それは、基本的に、「明日は今日よりよくなる」と信じている世代と、「明日は今日より悪くなる」と不安に思っている世代の違い。 山一証券が潰れたり諸々あった時期、学生だった僕はバイトしていたDOS/V屋が倒産寸前で、バイト