タグ

ブックマーク / masanork.hateblo.jp (89)

  • 玉音放送から68年目の暑い夏に寄せて - 雑種路線でいこう

    8月15日ゆるゆると六木通りを歩いていたら溜池交差点で街宣車の縦列をみかけ、そうか今日は玉音放送の日かと往時に想いを馳せた。日ではこの日を終戦記念日というが、国際的には東京湾に停泊した戦艦ミズーリ号の甲板で降伏文書を調印した9月2日こそ正式な終戦とする主張もある。では日国民にとって8月15日にどういう意味があったかと考え直すと、正午の玉音放送で天皇陛下のご聖断が国民に知れ渡り、土決戦を主張する陸軍の野望が最終的に潰えて、国民がやっと総動員体制から解放された、いわば戦後の始まった記念日だろうか。 戦後生まれの僕は先の大戦に対して奇妙な被害者意識を持っていた。9.11から間もなくSan Diegoに出張し、僕はアフガン戦争に批判的であったが、多くの家が星条旗を掲げたSan Diegoの閑静な住宅街で「東京大空襲の日も、この街は同じように静かだったのだろうか」と考えて圧倒的な非対称性を意

    玉音放送から68年目の暑い夏に寄せて - 雑種路線でいこう
  • 現実を直視して実効性ある少子化対策を - 雑種路線でいこう

    内閣府の少子化危機突破タスクフォースが「女性手帳」の発行を検討しているという。確かに出生率は将来の潜在成長率や年金・健康保険・財政の持続性にとって重要な因子だが、戦時中の「產めよ殖やせよ國のため」(1939年9月30日 厚生省「結婚十訓」)の反省も踏まえて慎重に進める必要がある。委員提出資料を拝読すると有識者からは様々な地に足の着いた提言があったようだが、十分に拾い上げられていないとすれば残念だ。今後の予定をみると今月中下旬にはとりまとめるようなので残された時間は少ない。 男性への啓発も必要/未成年への啓発は即効性に欠く 報道では「女性手帳」とされているが妊娠・出産検討サブチーム報告によると「生命(いのち)と女性の手帳(愛称別途検討)」となっているので、名前については提案の余地がありそうだ。最近の研究で卵子だけでなく精子も劣化する*1ことが分かっているし、そもそも結婚妊娠は男性の協力も不

    現実を直視して実効性ある少子化対策を - 雑種路線でいこう
  • ノマドからの卒業そして - 雑種路線でいこう

    何度かテレビでチラ見してネオヒルズ族って何か胡散臭いなーと感じていたが、尊敬する経営者id:shi3zが『スーパー フリーエージェント スタイル 21世紀型ビジネスの成功条件』を「経営者を目指す人は絶対に読むべきだ」「アパレルが潰れた原因がこれ以上ないくらい克明に描写されている」と激賞してて、ネット業界に転職したのにアフィリやってる若者の生態とか分かってないなーと軽い気持ちでKindle版を買ったら確かに面白い。 自己啓発書っぽいところは苦手だが、うまくいってたアパレルEC会社がひとりの入社でガタガタになっていく様子が活写されているし、社会の動きに対する独特の見立てや刹那的な危機感は読ませるものがある。こんだけ腹を括って生きてるなら、今のようなアフィリの勝ちパターンがぶっ壊れても生き残れるんじゃね?と感心した。 読み終わった拍子にKindle Paperwhiteの画面に触れてしまったらし

    ノマドからの卒業そして - 雑種路線でいこう
  • 政治に絶望してても投票には行こう - 雑種路線でいこう

    今日は選挙だ。僕はもう期日前投票してしまったんで関係ない。期日前投票って敷居が高いが実は投票券を持たず手ぶらでいっても投票できる。意外と簡単だから一度やってみるといい。手のあいた時に手軽に期日前投票できるのは当にお手軽だ。閑話休題。 今回の選挙では「誰にも投票する気になれないんだけど、選挙に行くべきか」って相談を受ける。もっともな悩みである。興味のないひとは投票権なんか行使せず、定見を持ってる人だけが投票した方が真っ当な結果が出るのか?否、みんなが投票しないほど組織票で結果が出てしまって時代の空気を反映しない。だから投票には行った方がいい。 政治に絶望してても、誰もよく知らないし信じられなくても、最もマシにみえるひとに投票することこそ、政治が惰性と組織票を支える利益構造に牛耳られないために個々人ができることだ。けれども普通は政治家なんか普段は接する機会がないし、いったい何を信じて投票すれ

    政治に絶望してても投票には行こう - 雑種路線でいこう
  • 震災や停電を乗り切れる企業ITへ - クラウドとBYODを前提に - 雑種路線でいこう

    明日から情報セキュリティの白浜シンポジウム、僕は金曜に話すことになっていて、事務局からはCloud Securityについて何か話してくれと依頼されたのだが、去年のブロッキングと違って僕は当事者じゃないし詳しくもない。なにせ白浜だけに僕より詳しいひとは詳しいだろうし、一方でそこまでは知らないひともいるだろうし、割と話しにくそうだなと悩んでいたのである。 このところ140文字で書き捨てることばかりに慣れてしまって、90分も何かひとつのことについて話す機会って割と限られる。白浜の規模だとインタラクティブにお茶を濁すことは難しい。たぶん70分ちょっとは何か話す題材が必要である。でもって僕自身がとんとクラウド・セキュリティにとんと興味がない。絶望的なほど興味がない。何というかオンプレミスと同じことが出来ますと主張することがクラウドにとってどれほど重要だろうかという疑問を持っている。穿った見方をすれ

    震災や停電を乗り切れる企業ITへ - クラウドとBYODを前提に - 雑種路線でいこう
  • 震災から1週間 新たな国づくりへ向けて - 雑種路線でいこう

    震災から1週間が経った。東京では相変わらず携帯の発する毒々しい緊急地震速報に怯え、原発や大停電を心配し、糧の調達に不安を感じながらも、徐々にそれが日常となりつつある。公共交通機関のダイヤが乱れ、商店街は早く閉まるなど、それなりに難儀しているが、糧や燃料の不十分な中、ここ数日で寒くなって雪の降る被災地とは比べるべくもない。天皇陛下が記録媒体を通じてお言葉を発信するのは玉音放送以来というが、この震災は日にとって敗戦に次ぐ正念場であり、向こう数年の展望と決断が、今後のこの国の在り方を大きく変えるのではないか。 原発は引き続き予断を許さないが、事態の収拾へ向けて最大限の努力が続けられているし、仮に最悪の事態に陥ったとしても原爆ほど酷いことにはならない。長崎に原爆が落ちたとき祖母たちは福島と東京よりも近い九州にいたが、父母そして僕はちゃんと産まれてきた。広島も長崎も短期間で立派に復興した。福島

    震災から1週間 新たな国づくりへ向けて - 雑種路線でいこう
  • 英語の敵は刷り込まれた苦手意識 - 雑種路線でいこう

    僕は英語が嫌いだ。英語の成績が理由で中学で留年し、高校を中退し、大学受験で浪人し、大学でも留年した。英語に翻弄された人生といっていい。ところが不思議と英語と接する機会はあってWIREDとかBYTEは予備校時代から定期購読していたし、学生時代から仕事海外取材に行ったり、台湾に仕入れに行ったり、来日しているベンチャーの社長をインタビューしたり、西海岸のベンチャーをデューデリする機会に恵まれた。25で外資の日法人に転職し、去年から上司は米国人、チームの同僚は十数ヶ国に散らばっている。 毎日のように英語を使う仕事になってTOEICのListeningこそ改善したがReadingは相変わらずひどい。うちの新卒採用の世評を聞き「俺、新卒じゃこの会社に入れないじゃん」とか青くなったことも。苦手だからといって逃げる訳にもいかず、拙い英語で日々の業務をこなす。 中学生のころ、どうせ英語なんか使うのは商社

    英語の敵は刷り込まれた苦手意識 - 雑種路線でいこう
  • 就職氷河期世代が30代までに居場所を模索するための5つの習慣 - 雑種路線でいこう

    新卒の内定率が就職氷河期よりも悪いらしい。いずれ大企業に入り損ねた俊才が起業して日を救うかもしれないが、進路を閉ざされた多くの若者にとって救いになる話ではない。厳しい就活競争で周囲を出し抜き勝ち抜くための秘訣で、みんなが救われることはない。就職できたとして「やりたい仕事」に就けるとは限らないし、就活に失敗しても数年後に居場所をみつけているかも知れない。どうすればシューカツ一発勝負で疲弊するのではなく、長丁場の人生を意識して「やりたいこと」や「居場所」を模索していけるのだろうか。 今春卒業予定の大学生の就職内定率が、2月1日時点で前年同期を6.3ポイント下回る80.0%で、1996年の調査開始以来、過去最悪だったことが12日、文部科学省と厚生労働省の調査でわかった。就職氷河期と呼ばれた2000年の81.6%も下回り、雇用情勢の厳しさが改めて浮き彫りになった。 というわけで、ちきりんは今20

    就職氷河期世代が30代までに居場所を模索するための5つの習慣 - 雑種路線でいこう
  • LIBRIeとKindle - 雑種路線でいこう

    無駄遣いを自覚しつつSONY Readerに続いてKindleも買った。タッチパネル中心でシンプルなSONY Readerに対してボタン中心のKindleで随分とUser Experienceが違う。例えば辞書を引く場合にKindleで十字キーを使って辿るよりはSONY Readerで単語をタッチする方が簡単だが、タッチパネルは多少テカるし、指で触ると画面が汚れるのが気になるがペンを出すのは面倒だ。KindleのQWERTYキーボードはショップや検索とか駆使するには便利かも知れないが、僕の使い方では出番がない割に場所をとりすぎる。メールの受信だけでなく送信もできると、もっとキーボードを使うのかも知れない。 大根田CFOが考える両者の違いは、(1)日では、電子書籍端末より携帯電話を使って文字や画像を見る文化が強いこと、(2)出版業界が日米でかなり違い、日では新刊がなかなか電子書籍化できな

    LIBRIeとKindle - 雑種路線でいこう
  • Gov 2.0を見据えた需要主導のクラウド戦略を - 雑種路線でいこう

    役所から「日のクラウド振興策をお題目で終わらせないために」の続きを話すようにと依頼を受ける。何を話そうか悩ましいところだが、とりあえず考えていることをブログにまとめて、フィードバックも踏まえた上で考えることにした。 いわゆるクラウド・コンピューティングについて、その定義が明確ではないが、米国NISTなどが用語の定義を検討しており、ISOもクラウドコンピューティング関連の標準化に関心を持っている。ITUも今後サービス提供基盤としてのクラウドコンピューティングについて標準化を検討するだろうから、遠からずくっきりした輪郭やが現れ、標準化のロードマップもみえてくるのではないか。 グーグルやアマゾン、マイクロソフトが大規模なデータセンターを建造し、低コストなPCベース大量のサーバーをミドルウェアで連携させて大規模サービスを運用していることが広く話題となったのはここ数年のこと。いわゆるハードウェア・

    Gov 2.0を見据えた需要主導のクラウド戦略を - 雑種路線でいこう
  • 昨日の麻生氏発言の要旨 (Twitterから転載) - 雑種路線でいこう

    昨日取り上げた麻生氏の発言についてTwitterに詳細が書き込まれている。これが事実だとすれば (追記: どうも事実ではなかった。こちら参照のこと) 記事と比べて常識的な発言だ。仮にメディアが風向きを見て弱った方を叩くように誘導したとすれば由々しき事態だし、乗せられてしまった自分も恥ずかしい。メディアを信用できないのであればなおさら早くネット選挙を解禁して演説や速記録をネットで流すべきではないか。こうやって演説の一部を転載することは公選法的にどうなのか悩むところだが引用する。 追記: Twitter発言の元になったと思しき2ちゃんねる投稿を追加。 これが当だとすると、まさに私が指摘した部分が逆転している、というか、麻生さんは問題の要所を的確に捉えていたことになる。 この話、しかし、Twitterがソースではなく、2chソースっぽい。 949 :名無しさん@十周年:2009/08/24(月

    昨日の麻生氏発言の要旨 (Twitterから転載) - 雑種路線でいこう
  • 「金がないのに結婚はしない方がいい」よね確かに - 雑種路線でいこう

    麻生氏らしい露悪的な発言だし悪気はないのだろう。その辺のおっちゃんが居酒屋でクダ巻いてたら、そうだよなと思う。僕も酔っぱらって口が滑ったら同じようなことをいいかねない。とはいえ選挙期間中で少子化対策なり格差是正が論点になっている時期に不用意な発言ではある。「我が党はこうやって若者が安心して結婚できる社会をつくる」とか政権公約をアピールすべき場面だろ、と。短い記事なので政策アピールが記事にならなかっただけかも知れないが、それはそれで不意に言葉尻を取られた点でPR戦略としては失敗だ。 麻生太郎首相は23日夜、都内で行われた学生主催のイベントで、若年層の結婚について「金がないのに結婚はしない方がいい。稼ぎが全然なくて(結婚相手として)尊敬の対象になるかというと、なかなか難しい感じがする」と述べた。 山田昌弘の著書「若者の将来設計における子育てリスク意識の研究」によれば、結婚したい多くの女は男に

    「金がないのに結婚はしない方がいい」よね確かに - 雑種路線でいこう
  • Twitterが新聞報道を超えた日 - 雑種路線でいこう

    Web Firstを標榜する産経が両院議員懇談会を報じたのが13時前、他紙と比べて十分に速報だが、橋岳議員のTwitterは11時半前からリアルタイムでtsudaっていた。今回の衆院選で、似たようなことが山ほど起こるのではないか。 ネット選挙解禁へ向けた公選法改正にブレーキを踏んでいた与党議員は濁流に呑み込まれるだろうか。ネット政治テレビ政治と比べて政治家と有権者とを近づけるだろうか。恐らく今はハネムーンだが遠からず負の側面も顕在化するだろう。そのとき「残念」と呟いて立ち去る前に、できることは何だろうか。 拍手が起こる。総理や幹部入場。懇談会開会。 約4時間前 webで 党部9階についた。もう議員で部屋はいっぱい。 約4時間前 webで 自民党は21日、党部で両院議員懇談会を開いた。冒頭、麻生太郎総裁(首相)は自身の発言や地方選の敗北について「多大な迷惑をかけた」と陳謝し、「今回の

    Twitterが新聞報道を超えた日 - 雑種路線でいこう
    takuya-itoh
    takuya-itoh 2009/07/21
    "恐らく今はハネムーンだが遠からず負の側面も顕在化するだろう。そのとき「残念」と呟いて立ち去る前に、できることは何だろうか。"
  • はてブが契機で誰か自殺しても驚かないが - 雑種路線でいこう

    時に殺伐としたネガコメとかあるし、それが響き合っちゃうし、自分も凹まされることあるからねえ。けど書いたエントリがホッテントリに入ると嬉しいし、励まされつつ時に傷つく、みたいな。ネガコメが理由でユーザーの退会騒ぎとか既に起きているし、いずれ誰かが自殺しても別に驚かないよ。で、そんときはてなが道義的責任を問われるかについて、遠からず真面目に考えなきゃいけないのかな。 来はカッターほどだった言葉の殺傷能力を、サバイバルナイフくらいに、あるいは日刀ほどに増幅してしまう力が、インターネットには、中でも取り分け「はてなブックマーク」にはある。 だから、そこを管理運営しているはてなという会社には、実はとても大きな責任があるのだ。そこで事故が起きないように気をつけたり、誰かが誰かを傷つけたりしないよう見張っている道義的、かつ社会的責任があるのだと、ぼくは申し上げたのである。 はてなブックマークは仲介者

    はてブが契機で誰か自殺しても驚かないが - 雑種路線でいこう
  • 実名ブログの矜持 - 雑種路線でいこう

    このブログを開いてから実名と筆名と何度か揺れ動いたが、昨年のある段階から実名を使うようにした。契機は昨年の青少年インターネット利用環境整備法の動きに関連し、会社の手助けを借りて活動するようになった折、そこで知り得た情報をブログで取り上げる際に、人とブログとが紐づいていないと相手に対してアンフェアだと感じたからだ。悩ましい決断ではあったが、結果としては良かったと思っている。 昨年の今ごろ参議院に呼ばれたときも、渡した名刺に書かれた会社のアドレスではなくブログに載せているアドレス宛に連絡があったから、ああ読まれているのだなと気付いた。考えていることを折に触れてブログに書くことは頭の整理になるし、僕が何をどういう風に考えているか、興味を持ってくれている人々と共有できることはコミュニケーションとして非常に効率的だ。分からないことを分からないと書けば、関係者からメールで教えてもらえることもある。

    実名ブログの矜持 - 雑種路線でいこう
  • 帝国の中心で自由主義を夢見る先に - 雑種路線でいこう

    残念なことに日社会では理知的でフラットな議論は相手を選ばないとできない。そしてブログは公開する相手を選べない。Webがそういう同調圧力を飛び越えて個を確立するツールとなることを期待してはいるが、今のところ日語圏ではネット上に別の世間をつくって新たな同調圧力を増幅させているかにみえる。 例えば日語のブログで或る予算の使い途について課題を整理しつつ建設的な提案をしても「このエントリーを財務省が読んだら仕込んでいる政策玉に予算が下りない」とか勝手に慌てて国会議員に報告がいき、取引先のお偉方から勤務先の役員に「こんなことを書く社員を放置していると、御社はこの案件から外されますよ」とか丁寧にご注進して下さる。それが日的ムラ社会の現実だ。 たまたま話の分かる役員なら「ちゃんと個人的な意見と断っているし、正しい当たり前のことしか書いてないじゃん」で済むとして、普通の日企業じゃ「正しいか否かの問

    帝国の中心で自由主義を夢見る先に - 雑種路線でいこう
    takuya-itoh
    takuya-itoh 2009/06/09
    "日本人がLinkedinに登録して英語でBlogを書き、FacebookやTwitterで世界中の人々と馴れ合うことはできる。そのことは少なくとも個人として超然と生きることのできる可能性を示唆する"
  • 竹槍でB29から進歩しない日本 - 雑種路線でいこう

    兵庫大阪でみつかった豚フルが東京で流行っていないはずがない。なぜ「患者第一号は渡航者」って建前に拘って国民生活に打撃を与え、労力ほどの意味はない検疫ばかりに注力し続けるのか。員数主義で無駄に兵力を浪費した戦中と何も変わらないじゃないか。けど、こういう当のことを医系技官が堂々と書けるようになったことは時代の進歩だ。大営発表を垂れ流している新聞の不甲斐なさも浮き彫りになる。独自に医師を取材したり、それっぽい患者のPCR検査くらいやってみろよと。飲めば「あれは戒厳令の演習なんだよ」って話になるが、どこか「関東防空大演習を嗤ふ」的なコラムを書く気骨あるジャーナリストはいないのか。まあ、それが活字媒体の緩慢な自殺なんだろうな。南無。 国内の新型インフルエンザ対策の一番の功労者は、神戸の開業医の先生でしょう。 「何かおかしい、新型インフルエンザかも?」としてPCR検査を決めなければ、今頃まだ「検疫

    竹槍でB29から進歩しない日本 - 雑種路線でいこう
  • 中川秀直氏がmixiを政治活動に活用 - 雑種路線でいこう

    日記コメントは閉じており、マイミク申請すると即座に承認、定型メッセージが送られてくる仕組み。という訳で政治活動に活用できる仕掛けをmixiが用意したのでしょう。中川氏はブログも充実しているので、ブログとmixi日記をどう使い分けていくかも要注目ですね。 ところで日twitterを活用する政治家は誰か。実はもういるのでしょうか。津田さんが文化庁の著作権小委でやったみたいに、国会の委員会やら党の部会とか実況中継してくれると面白いんだけどなあ。 ”若い世代の人たちにも、もっと政治に興味をもってもらい、もっと政治に参加してもらうために始めたい” と言っていました。 このブログをご覧頂いている方々にも是非ご覧いただきたいと思っております。 ミクシィのHPはこちらです。 http://mixi.jp/show_friend.pl?id=22410665

    中川秀直氏がmixiを政治活動に活用 - 雑種路線でいこう
  • 異動した - 雑種路線でいこう

    このところブログの更新が滞っていたけれども、twitterで少し書いた通り5月に異動した。今週は新たな米国人上司や各国の同僚と社に集まって丸1週間の会議。約束した公務や講義は継続するが、徐々に社外活動のバランスを見直す。今の会社に入社して6年半、製品マーケティングを9ヶ月やったところで法務に呼ばれて渉外部門の立ち上げを手伝い、10ヶ月で業務ごとCTOの下に異動し技術渉外を軸に好きに動いて早5年、法務に戻って技術標準の専任となる。 異動を希望した理由は諸々あるが、同じ仕事を6年近くやっていると進め方が属人的になって具合が悪かったのと、英語力をどうにかする必要性を痛感したこと。あと日にいると米国ばかり意識してしまうけれど、もっと欧州やアジアのことを分からないと見えない世界がある気がした。新しい仕事では上司が米国にいるから嫌でも英語漬けになるし、同僚が世界に散らばっているから米国に限らず欧州

    異動した - 雑種路線でいこう
  • Doblogが学ばなかったこと - 雑種路線でいこう

    長期的には皆死ぬように、どんなサービスもいつか終わる。会社ごと終わるときもあれば、採算に合わず事業から撤退することもある。だから企業が経営判断でコミュニティ・サービスから撤退すること自体は仕方がない。だがDoblogは今からでも遅くないから、グループへの風評リスクを最小限に抑えた撤退戦略を考えた方がいい。 復旧作業の終了を受け、今後のDoblogについて検討した結果、Doblog開設時の目的である、ブログシステムを構築するための技術的知見、およびコミュニティサービスを運用・運営するためのノウハウの蓄積については十分に達成できたものと考え、サービスを終了するという判断をいたしました。 無償だから、実験だから、データが消えても構わない、リンクが死んでも構わない、登録していたRSSフィードが死んでも構わないと考えたのだろうか。これから企業情報システムでもSaaSやクラウドの隆盛で課金モデルが多様

    Doblogが学ばなかったこと - 雑種路線でいこう