2016/6/11 世の中に新しい事例が生み出されると、それを伝えるメディアはさまざまな臆測を膨らませる。 ある意味、その事象に特別な意味を見いだそうとする姿勢は、注目の裏返しとも言える。 2015年、前年限りで現役引退した稲葉篤紀氏が北海道日本ハムファイターズのスポーツ・コミュニティ・オフィサー(SCO)に就任すると、さまざまな見解が飛び交った。 同時に、専属マネジメント契約を結んだからだ。稲葉氏の野球解説者としての活動もファイターズが窓口になるという。 すでに引退した選手のスケジュール管理を球団側が引き受けるのはファイターズにとって初めてで、球界でも異例の出来事だった。 引退で関係終了では「惜しい」 現時点では臆測の域になるものの、興味深かった記事が、将来的にポスティングシステムやフリーエージェント(FA)権行使でメジャーリーグへの移籍が予想される大谷翔平を送り出す場合に備え、球団自ら