北陸新幹線で未着工となっている敦賀(福井県)-新大阪のルートについて、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)は20日、小浜(福井県)から南下して京都を経由する「小浜京都ルート」の採用を決めた。京都-新大阪については、東海道新幹線の北側を通る北回り案か、京都府南部を経由する南回り案にするかの判断を先送りし、年度内の決定を目指して検討を続ける。 小浜京都ルート以外では滋賀県・米原で東海道新幹線に乗り換える「米原ルート」と、京都・舞鶴を経由する「小浜舞鶴ルート」も検討されたが、北陸と関西の移動時間、料金などから総合的にみて、小浜京都ルートが適切と判断した。 国土交通省の試算では、小浜京都ルートは北回り案の場合、工期は15年、建設費は2兆700億円。敦賀-新大阪の所要時間は3ルート案で最短の43分で料金も最も安くなるなど、利便性に優れている。
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