前橋市で昨年、高齢者3人が相次いで殺傷された二つの事件は、同一人物による連続強盗殺人事件の疑いが強まった。 群馬県警は5日、同市日吉町の民家で昨年11月、無職小島由枝さん(当時93歳)を殺害し、現金などを奪ったとして、同市本町、無職土屋和也容疑者(26)を強盗殺人容疑などで再逮捕。 調べに対し、携帯電話の課金ゲームのため生活が困窮していたとの趣旨の供述をしているという。 一方、前橋地検は5日、土屋容疑者を同市三俣町の民家で高齢夫婦を殺傷したとして、強盗殺人罪などで前橋地裁に起訴した。 県警の発表によると、土屋容疑者は昨年11月上旬頃、小島さんが眠っている間に家に入って殺害し、現金約5000円とパン、菓子を奪った疑いが持たれている。 小島さんと面識はなく、高齢者が住んでいそうな古い平屋建てを狙ったという。「家の人に見つかれば殺してでもお金や食べ物が欲しかった」と供述している。 土屋容疑者は2