認知症の高齢者が保有する金融資産がことし3月の時点で140兆円に上り、2030年度には200兆円を超えるという推計を民間のシンクタンクがまとめました。老後のために蓄えた資産を適切に使えなくなっているケースも出ていて、対策が課題となっています。 それによりますと、ことし3月の時点で認知症の高齢者が保有する金融資産は143兆円に上るということです。 さらに、今後も高齢化が進むことで、2030年度には200兆円以上に達するとしています。 厚生労働省によりますと、認知症の高齢者は全国で500万人を超え、65歳以上の7人に1人が認知症だと推計されています。 老後のために蓄えておいた資産を認知症のため適切に使えなくなっているケースが出ているほか、家族が預金を引き出そうとしても本人の意思確認ができず銀行に断られてしまうケースも少なくないということで、対策が課題となっています。 第一生命経済研究所は、国が
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