深刻さ増す「オールドニュータウン」の交通問題 「オールドニュータウン」という言葉をご存じだろうか。 多くの方が知っているであろう「ニュータウン」は、高度経済成長時代の1960年代に開発が始まり、1970年代にかけて全国各地に出現した新しい街の形だ。同じ時期に数多く出現した、日本住宅公団(現在のUR都市機構)が建設した団地や、鉄道会社が開発した田園都市なども、似たような内容を持つ。 ニュータウンのような住宅地は、当時の若いファミリー層が住みはじめ、そのまま暮らし続けているという例が多い。その結果、近年は高齢化が目立つようになっている。しかも、多くの住民がほぼ同時に居住を始めたために、年齢層の広がりがない。つまり、若い人が高齢者を助けるような状況が生まれにくい。そしてこのように老朽化したニュータウンは、「オールドニュータウン」と呼ばれるようになった。 現在のニュータウンは、高齢化を筆頭にさまざ
![4割弱が高齢者、「高蔵寺ニュータウン」が挑む“本気”の交通改革の詳細](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/61c3532a200834c184a5b0b2512381ae620c2fd0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sbbit.jp%2Farticle%2Fimage%2F56580%2FOGP_bit202103221339071123.jpg)