タグ

ブックマーク / www.bemod.net (3)

  • BEMOD: ブログ: 石の花(全5巻)

    坂口尚/1996年/講談社/文庫 興奮を抑えながらシンプルに書く。 おそらく僕が読んだ「戦争モノ」と呼ばれるマンガの中で一番面白かった。 買ったまま放置されている戦争漫画(水木や『虹色のトロツキー』など)も結構な数あるとはいえ、今の段階では手塚治虫さんの『アドルフに告ぐ』などを含めても『石の花』はベスト1だ。 もしもこの漫画を読んだことがなくて、これから読もうと思っている人は『 ユーゴスラヴィア現代史 』(柴宜弘/岩波書店)を先に読んでおくべきだろう。ちなみに文庫版『石の花』の解説は柴宜弘さんが書いている(しかも二人は小学校の同級生!)。 『石の花』はティトーが率いるパルチザンがナチスと戦う時代を舞台にしている。しかし、手放しで「共産党バンザイ!」と言ってみたり「ナチスは悪」と言うことでとりあえずの決着をつけようとしていない。そうした単純化を行うことを許さない「民族」という怪物は、ユーゴ

  • BEMOD: ブログ: 何故みんな「2穴パンチ」で満足してるんだ?

    2穴と言っても、エロ漫画に出てくる2穴攻めのことではない。書類をファイリングするときに使うパンチの2穴のことである。 僕は前々から、なぜパンチは2穴なのかと疑問に思っていた。というのも、2穴パンチを使ってB5やA4サイズの書類をファイリングすると、端のほうの強度が圧倒的に足りないからだ。最近は4穴のものも出ているらしく、それを買おうかと思っていた矢先、この商品に出会ってしまった。 A5パンチ Only-1 このパンチには穴が20あり、A5のバインダーで完全にファイリングすることができるのだ(逆に言うとそれしかできないが…)。僕の家にあるプリンターからA4(横/2段組)で裏表印刷して、それを半分に切ってファイリング。裏表なので、ページの設定を最初に上手にやらないといけないが、それさえクリアすれば右上の写真のように快適ファイリング生活を楽しむことができる。文具愛好家以外にはピンと来ないよな…。

  • BEMOD: ブログ: 宗教入門

    中沢新一/1993年/マドラ出版/四六変型 仏教関係の仕事をする機会があったので、とっかかりに読んだ。とっかかりが中沢新一さんってのは、どーなんだ? って気もしないでもないが、サクッと読めたし、いきなり挫折という憂き目に会わなかったので良かった。 このはTVで放送された学生相手の講演を書籍化したもの。そのため文字がデカく、内容もシンプル。そんな敷居低さも手伝って、すっかり「仏教」にやられてしまった。音楽で言うところのミニマルだったり、エレクトロニカな感覚がモロにハマってる感じだし、インド仏教からチベット密教あたりのところは、僕の普段の考え方にすごく近くて妙な引っ掛かりを感じてしまった。も、もしかして、仏教徒になるのか僕? いや、それくらいのインパクトあったなぁ。 キリスト教的な考え方が日でもデフォルトで捉えられている今だからこそ、仏教の思想は僕の中で響いてしまう。中沢さんはキリスト教

  • 1