雄のチャバネゴキブリの頭部の拡大写真。化学的感覚機能を持つ4対の対肢(頭から突き出る触角、長い小顎肢、短い下唇鬚、側舌)が写されている。各対肢は感覚毛で覆われており、その一部で味覚が感じられる(撮影日・提供日不明)。(c)AFP/Ayako Wada-Katsumata and Andrew Ernst 【5月24日 AFP】ゴキブリの中には、駆除用の仕掛けでおとりの餌としてよく使われるブドウ糖(グルコース)の一種を感知して避ける方法を身につけるように進化したものがいるとする研究論文が23日、米科学誌サイエンス(Science)に発表された。 米ノースカロライナ州立大(North Carolina State University)の科学者らは、細長くて茶色い小型のチャバネゴキブリに注目した。チャバネゴキブリは、世界各地の家庭、オフィス、アパートなど、人が食べ物のくずを残すような場所にはど