デルの仮想化担当プラクティス・エグゼクティブ、ロン・オグルズビー氏は「仮想化技術は企業のITに大きなインパクトは与えるが、導入の方法によっては新たな問題を生む」と語った。 「良い仮想化」と「悪い仮想化」 デルのロン・オグルズビー氏がこのほど来日し、東京で「Dell 仮想化ソリューションの戦略と取り組み」と題するブリーフィングを行った。オグルズビー氏はこれまで20件以上の北米での仮想化コンサルティング実績を持ち、この8年間で5冊以上の技術書を執筆している。技術者を集めた会議などで仮想化に関する基調講演をたびたび行っているこの「仮想化の泰斗」は、その経験から「良い仮想化」と「悪い仮想化」ともいうべき導入の注意点を解説した。 まず、オグルズビー氏は、デルの仮想化を支援するインフラストラクチャ・コンサルティング・サービスでの成功事例を紹介。米国での国際金融サービス企業、小売チェーン、大手電力会社な