茨城県取手市の専門学校が2016年5月、定員の3倍にあたる約900人の外国人留学生を受け入れていたことが関係者の話でわかった。多くは就労目的で来日したとされ、学校は出席率を水増しした書類を入国管理当局に提出していた。入管当局などによる実地調査を受け、大半は退学・除籍処分となり、帰国したという。同校は同年度は留学生の新規受け入れを停止したが、態勢を改め、17年度から受け入れを再開している。 2016年に定員の3倍の留学生を受け入れていた東海学院文化教養専門学校(13日、茨城県取手市で) 関係者によると、問題となったのは、「東海学院文化教養専門学校」。「教養学科」と「日本語学科」の定員は、16年5月時点でそれぞれ200人と100人だったが、当時、教養学科には753人、日本語学科には143人の計896人が在籍していたことが入管当局と茨城県の実地調査で判明した。全員が中国人やベトナム人などの留学生