「知り合いから借金をする際のマナーを知りたい」 「シンデレラのガラスの靴は本当にハイヒールなのか」 はたまた、 「100年前の牛乳瓶の正体を知りたい」 これらの相談、すべて図書館に寄せられたものです。わずかな手がかりからネット上で見つからなかった答えも、お目当ての本も探し当ててしまう。知られざる図書館の力です。 (ネットワーク報道部記者 林田健太 馬渕安代 田隈佑紀)
作家の山崎ナオコーラさんが綴る、映画をテーマにした連載エッセイ。今回は、ドキュメンタリー映画界の巨匠フレデリック・ワイズマン監督が、米・ニューヨーク公共図書館を密着取材したドキュメンタリー『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』('17)について書き下ろしてもらいました。 文=山崎ナオコーラ @naocolayamazaki 「公共」とはなんだろう? 映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』は、「公共図書館」の使命をつまびらかにするドキュメンタリーだ。 ナレーションも説明書きもなく始まって、ぽんぽんシーンがつながっていく。なんのシーンなのか、映っている人が利用者なのかスタッフなのか、スタッフだとしたらどういう役職なのか、ぼんやりとしか伝わってこない。 トークイベントのようだな、重役会議のようだな、仕分け作業のようだな、ロボット教室のようだな、と察しながら追っていく。 ただ、すべ
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