茨城県常陸太田市の住宅団地などで下水道の設計にミスがあった問題で、常陸太田市は市の職員全員の給与を減額して改修費用の一部に充てる条例案を市議会に提出しましたが、議員からは十分に議論すべきだといった意見が相次ぎ、継続審査となりました。 常陸太田市では、住宅団地に公共下水道を新たに整備する際に市の担当者が人口を実際の3分の1以下として設計を発注したため、マンホールのポンプの能力が足りない事態となっています。 さらに、市が大型商業施設を誘致しようと区画整理事業を進めている金井町などの地区でも、下水道の設計にミスがあったことが明らかになりました。 市によりますと、改修工事にはおよそ4億円がかかる見通しです。 このため市は、全額を税金だけで充てることは市民の理解が得られないとして、市議会最終日の21日、およそ560人の職員全員の給与を来月から1年半の間、1%から2%減額し、改修費用の一部に充てる条例