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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/acidtank (3)

  • 「デトロイト・メタル・シティ」をかなりマジメに観たっす。 - ACID TANK

    「デトロイト・メタル・シティ」鑑賞。ちなみに僕は原作マンガを、ほぼ毎週立ち読みしているくらいには好き。僕はこの映画化を楽しみにしていた反面、不安視もしていた。DMCはギャグ版「ジキルとハイド」であり、ジキルに相当するのが、渋谷系オシャレサブカル。ハイドが、デスメタル。とする対立構造が軸になっている。ここで肝心なのが、原作者は、この二つのカルチャーそれぞれに距離感を持っているということ。そして、その距離感は質的にまったく別物だ。渋谷系には「キモい」アングラデスメタルには「よくわからない」という距離感。つまり、あくまで、デスメタルの描かれ方は渋谷系オシャレ嗜好と対比させるための主人公の裏の顔でしかなく、渋谷系についてはフリッパーズがどうの、カヒミ・カリィがどうの、と細かい記述がよく描かれるが、メタルはというと、「ヘッドバンキング」「悪魔崇拝」などと類型的で表層的なものでしかない。DMCは、お

  • シークレット・サンシャイン - ACID TANK

    「シークレット・サンシャイン」を観ました。傑作!圧倒的体験!などと煽るのは好きじゃないけど、ただただすごい映画でした。まず僕は昨年上映されたアキ・カウリマスキ監督の「街のあかり」を連想しました。同じテーマを扱ったというより、まったく同じ映画だと言ってもいいかもしれないです。そこに描かれているのは「愛が存在している」ということ。それはただ、そこに存在している。なぜこんな似た映画が偶然でてきたのか。 よくセカイ系などと称される作品がありますが「自分対世界」という構図は昔からありました。だから僕は、セカイ系が突然出てきたんじゃなくて、逆にインターネットなどによる情報の並列化の果てに自我を相対化した僕らが生まれてきた。と思っています。その対極としてオールドタイプな世界観を強調したセカイ系がある。僕らは、きっとそれなりにクレバーで上手く現実とも折り合って、それなりに幸福に生きている。多分。でも、もっ

  • 「靖国」の真実 運動家はさっさとソープに行け - ACID TANK

    「靖国 YASUKUNI」観てきました(…関係ないですが、ヤスクンニとか書いてるブロガーはどうかと思います)。で、はてな内でちらちらこの映画に触れてるエントリ探したんですが、映画そのものの出来に言及してるエントリががあんまりない気がしたので、映画ファンの視点から書いてみます。朝一の渋谷シネ・アミューズはおじいちゃんでほぼ満席。前の人の頭でスクリーンが見えんわ。 面白かったです。映し出されてしまっているのは「靖国問題にムキになっている人たちの滑稽さ」だと感じました。神社で軍服コスプレして喜んでる人、「最近の若い者はダメだ」と偉そうに語るじじい、人の話をまったく聞かないおばちゃん、アメリカ人に「毛唐」と叫ぶ人、「首相の参拝反対」を叫ぶ若者をフクロにする人々、「中国に帰れ」と叫ぶ人。遺族を合祀するなと抗議する台湾の人、その言葉を勝手に過激に翻訳する人。右も左もバカみたい。ものすごく偏見に満ちた感

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