宮内庁は、終戦の日、昭和天皇がラジオ放送で日本の降伏を伝えた、いわゆる「玉音放送」の音声を記録したレコード盤「玉音盤」の原盤を、来月1日、音声とともに初めて公開することになりました。 戦後70年にあたり、宮内庁が先の大戦の関係資料の公表について検討する過程で、天皇皇后両陛下と皇太子さま、秋篠宮さまから、「玉音盤」の再生も検討してはどうかという考えが示されたことがきっかけになったということです。 「玉音盤」の原盤は合わせて5枚あり、皇室の所蔵品である「御物」として、70年にわたって保管されてきましたが、状態のよい2枚はレコード針を落としただけで再生できたということです。また、同じ缶に入っていたもう1枚の原盤には、昭和21年5月の食糧問題の重要性に関する昭和天皇のおことばが収録されていて、宮内庁は、これについても音声とともに公開することにしています。 風岡長官は「歴史的な意義からしても、国民の