◆貧しい農村の子に配信 早大生・税所さん考案 バングラディッシュ版「ドラゴン桜」 貧しい農村の子どもにインターネットで授業を配信し、大学に進んでもらおう――。アジアの最貧国の一つ、バングラデシュの小さな農村で、こんなプロジェクトが進んでいる。考案したのは早稲田大教育学部の税所篤快(さい・しょ・あつ・よし)さん(21)だ。地元の人が「革命」と呼ぶ授業が間もなく始まる。 (山本奈朱香) 授業が行われるのは、首都ダッカから、メグナ川を船で2〜3時間南下したアクラスプールという約5千人の村。1期生は17〜18歳の10人になる予定だ。 授業は、次のように進む。 ダッカの予備校講師の講義をビデオカメラで撮影し、録画した内容をインターネットを通じて村に配信する。 授業は週に3日、英語と国語、社会の各60分。生徒は村にあるネットセンターの教室に通って受講する。センターでは、パソコンで受け取っ