「なんで遍路をやろうと思ったのですか?」 歩き遍路に出て以来、そのような事を聞かれる事が度々あった。私はその度に答えに窮し、結局、こう答える。 「いやぁ、いつかは、歩き遍路に出る事になるんだろうなぁと、ずっと思っていたのですよ」 自分でも、何だその回答はと思う。しかし、本当にそのように言うしかないのだから、しょうがない。 以前から、いずれ遍路に出るんだろうなと思っていた。そして、ちょうど30歳になった今年、会社を辞めて自由な時間が取れるようになった。だから、遍路に出たのだ。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー) 前の記事:温