兵庫県西脇市は、地元の県立西脇工業高の甲子園初出場を祝って地元直売所で行っていた割引セールについて、学生野球を商業的に利用しないよう規定した日本学生野球憲章に反する恐れがある、との指摘を受けて30日に中止した、と発表した。 市は「地域を挙げて祝おうとしたが、不注意で水を差す結果となり申し訳ない」としている。 市によると、同校が初出場を決めた翌日の29日から、市立北はりま農産物直売所で野菜などのセールを開始。30日昼頃、市に「高野連に了承を取ったのか」との匿名の電話があり、市職員が県高野連に確認したところ、「高校野球と経済活動が結びつくような、誤解を招く行為は慎んでほしい」との回答があったため、中止を決めたという。