中国とベトナムが領有権をめぐり対立する南シナ海(South China Sea)の海域に設置された中国の石油掘削施設と、そのそばを航行する中国船(2014年5月27日撮影)。(c)AFP/HOANG DINH NAM 【6月19日 AFP】中国は20日、領有権問題をめぐってベトナムの対立が深まっている南シナ海(South China Sea)に、2基目の石油掘削装置(リグ)を設置することを明らかにした。 南シナ海では7週間前に、中国がベトナムとの係争海域に石油リグを設置したことから両国の対立が深刻化。ベトナムで反中デモが激化しているほか、リグ周辺の海域で中国とベトナムの船舶が衝突し双方が非難の応酬が続いている。 18日には、中国の楊潔チ(Yang Jiechi)国務委員(外交担当)がベトナムのハノイ(Hanoi)を訪れ、グエン・タン・ズン(Nguyen Tan Dung)首相やファム・ビン