閣議のため官邸に入った千葉景子法務相。胸に議員バッジはない=27日午前、首相官邸(酒巻俊介撮影)(写真:産経新聞) 千葉景子法相は27日、民間人閣僚となって初めての記者会見で、法相の権限である死刑執行について「死刑は大変重い刑であり、これまでも慎重に対応されてきた」と述べ、従来の方針通り死刑執行命令には署名しない考えを示唆した。 [フォト]執行に慎重 千葉法相「死刑は人の命にかかわるので…」 千葉氏は「民間人であろうとなかろうと、死刑執行が大臣の職責であることは認識している」としながらも、「(死刑判決確定後も)再審が起こされていないとか、心身に問題がないかも含め、死刑は慎重にならざるをえない刑罰だ」と述べた。 刑事訴訟法では「死刑の執行命令は判決確定から6カ月以内」と定められているが、千葉氏の法相就任後、一度も死刑は執行されていない。千葉氏は「決してよろしいとはいいにくいが、それだけ