自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への立候補を表明している高市早苗前総務相は11日午前の読売テレビ番組で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺への侵入を繰り返す中国船に対応するための法整備を訴えた。「実行支配を日本がしている大切な領土だ。領土を守るため、しっかり自衛隊と海上保安庁が動ける環境を確立していきたい」と語り、海上保安庁法や自衛隊法の改正を目指す考えを示した。 【表でみる】識者に聞いた、次期首相にふさわしいのは? 中国が2月に施行した海警局の武器使用権限を明確化した海警法については「非常に強い危機感を持っている」と指摘。「自民党の中でも『海上保安庁法は変えておかなければ民間の方々も守れない』『海保の職員たち、船そのものも守れない』といった意見が非常に多い」と述べた。