激戦区ではいっこうに楽にならない保活戦線。何とかして入園を勝ち取るべく、親たちはポイント稼ぎに血道を上げている。しかし基準が変わって……。 【写真2】保活で繰り広げられるポイント獲得競争 「せっかく育休を切り上げて早く復帰したのに、意味がなくなってしまうんですよ」 東京都江東区に住む会社員の女性(37)はため息を漏らした。無認可の保育園に預けている長女(8カ月)のため、昼休みには毎日、せっせと搾乳している。 0歳児を抱えながらのフルタイム勤務は、夜間の授乳のせいで眠気との闘いだ。健診や予防接種で有休もどんどん減っていく。しかし、そんなつらさも、「認可外加点」を稼ぐためだと言い聞かせることで頑張れた。それが、水泡に帰すことになろうとは……。 「保育園落ちた日本死ね!!!」という母の叫びが話題になったのは2016年2月。しかし、親たちはいまも、妊娠中から過酷な保活を強いられている。「保育