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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (25)

  • 太平洋「死の暖水塊」の原因が明らかに

    2015年5月の太平洋海面の異常な高温と、2002年から2012年までの平均温度との差を色で示す地図。赤いほど高温で、最も高いところでは3℃高い。紫に近い海域ほど低温で、最も低いところでは3℃低い。近年の暖水塊は「ブロブ」と呼ばれている。(MAP BY AMERICAN GEOPHYSICAL UNION) 2013年の終わりに、科学者たちはアラスカ湾で奇妙な現象が起きていることに気づきはじめた。海面温度が、例年に比べてかなり高かったのだ。 2014年初頭には、米国西海岸の沖合約200kmのところにも暖水塊が出現し、どんどん広がっていって、秋には海岸に到達した。2015年のほとんどの期間と2016年にかけても、カリフォルニア州沿岸や太平洋の他の海域で、海面温度が高い状態が続いた。場所によっては、平均より5℃以上も高かった。(参考記事:「太平洋 大量死をもたらした不吉な暖水塊」) 科学者たち

    太平洋「死の暖水塊」の原因が明らかに
    tanaboo
    tanaboo 2017/02/11
  • 第57回 肉肉しいのに佃煮感覚?台湾の「魯肉飯」

    「鬍鬚張魯肉飯が届いた!」 小包を手に小躍りする私。「鬍鬚張魯肉飯」とは台湾で50店舗以上を展開する魯肉飯(ルーロウファン)専門店のこと。かつては渋谷や六木にも店を出していたので、ご存知の方も多いだろう。しかし、日語で「ひげちょうるうろうはん」と読むこのお店、最近はめっきり見かけなくなった。 日から撤退してしまったのかなあ。そう思っていたところ石川県に2店舗だけあることを知り、なおかつレトルトパックを通信販売していたので嬉しくなって取り寄せたのである。 魯肉飯を一言でいうなら「肉そぼろごはん」というところだろうか。レトルトパックを開けると醤油の甘い香りがふわりと漂い、コラーゲンたっぷりの汁があふれでる。台湾醤油をベースとしたタレで煮込んだ細切れの豚肉が熱々のごはんと絡み合う、このこってり感。これだこれだと、あっという間に丼一杯のごはんを平らげてしまった。 久々の味に満足したところでふ

    第57回 肉肉しいのに佃煮感覚?台湾の「魯肉飯」
    tanaboo
    tanaboo 2017/01/30
  • 水の上に立つ男、写真は合成?

    完全に透き通った氷の上では、人が宙に浮いているように見える。(PHOTOGRAPH BY MARTHA SULFRIDGE) 米ミシガン州で、前夜に気温マイナス18℃を記録したという1月のある寒い日の朝、アンドレ・ポイノー氏がシャールボイ湖畔の別荘へ様子を見に行ってみると、別荘の前の湖は完全に凍結し、表面を覆う氷は不気味なまでに透き通っていた。 ポイノー氏はシャベルを手に湖の上に足を踏み出してみた。透明度の高い氷には気泡や堆積物が全く含まれず、亀裂も入っていない。氷の薄い部分があっても見た目ではわからないので、シャベルを使って厚さを確かめながら慎重に歩を進めた。氷に穴をあけてみると、厚さは約5センチほどだった。いつ足元が割れるかわからないので、水深が胸までしかないとわかっている範囲から出ないよう注意した。 「もし氷が割れて下に落ちても、シャベルを使ってよじ登ることができますから」と、ポイノ

    水の上に立つ男、写真は合成?
    tanaboo
    tanaboo 2017/01/27
  • 人間にはない動物たちの驚きの器官7選

    クレナイホシエソ(Pachystomias microdon)は目の下に3色のライトを持っている。いかにも便利そうな器官だ。(PHOTOGRAPH BY THE OCEAN RESEARCH & CONSERVATION ASSOCIATION, INC) われわれ人間は世界を見て回るのが好きだが、時として驚きは自身の体の中からも見つかる。 たとえば腸間膜もその1つ。これは腸と腹壁をくっつけているだけのパーツと長く思われてきたが、新たな研究によると、それ自体を臓器と見なすべき器官だという。 そこで今回は、「他の動物にあって、人間にはない器官」を集めてみた。(参考記事:「自らを飾る驚異の装飾系動物6選」、「見た目とキャラが違っている生き物6選」) 中には、思わず動物たちがうらやましくなるようなものもあるかもしれない。 発光器 魚は発光器を持ち、自ら光を放つことができる生きもののひとつ。中でも

    人間にはない動物たちの驚きの器官7選
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    tanaboo 2017/01/20
  • 第4回「方言」と「言語」の違いとは

    木部さんは、「消滅危機方言の調査・保存のための総合的研究」という共同研究のプロジェクト・リーダーだ。 この研究を国立国語研究所が各研究機関と連携して行う背景には、やはり、2009年のユネスコ発表の影響がある。なにはともあれ国連機関が国際的スタンダードとして示した危機言語の中に、日国内で話されているものがいくつも含まれていたのだから。 目下のところ年に1~2カ所のペースでフィールドワークをして、危機言語の記録を作っているのだそうだが、そこに行く前に「方言か独立言語か」という問題に軽く触れておこう。 ユネスコの危機言語の発表が報道されたとき、多くの人が「八丈語や奄美語」って方言じゃないの? と感じたようで、木部さんもよく質問されたという。この素朴な疑問の背景には、純粋に言語学的というより、歴史、社会、文化政治などが複雑に絡まった複合的な事情が横たわっている。 木部さんによると──

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    tanaboo 2016/12/25