われわれは皆、先進国という名刺をしばらく引っ込めよう。くやしいが仕方ない。いくら経済規模が大きくなったと言っても、国民の命が保証されない社会を誰が自信を持って先進国だと言えるだろうか。 「安全先進国」日本の2つの事例はわれわれの進むべき道を示唆している。 第一にシステムだ。日本は1998年、首相直属の内閣危機管理監という官職を作った。すべての安全関連事故に対して迅速に対応する“最高のプロ”がこの管理監のもとに布陣している。自然災害はもちろんセウォル号事故のような海難事故など、20種にわたる種類別詳細マニュアルが存在する。事故の第1報が受け付けられると、すぐに警察・自衛隊・地方自治体をつなぐ指揮体系、メディア対応、被害者家族支援など、すべてが水の流れのようにスムーズになされていく。セウォル号事故のように安否不明者数が半日のうちに逆転し、海洋警察も安全行政部もてんでバラバラで右往左往してい
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