ただ今はてなで絶賛物議中の「食育」の話。 ごくごく基本的な話として、「子供にちゃんとした食事を与えよう」というのに否やはない。ただ、この「ちゃんとした」というのがあまりに漠然としているためにどうにでも解釈可能で、その結果なんだか変なものまで引き寄せてしまっているように思われるのだ。 食育の重要さがよくわかる「ジェイミーのスクールディナー」 - 花見川の日記なんかを読むと、食育というものがどういう状況で出てきているのか、つまりどれほど食が疎かにされてきたのかがよく判る。逆に言えば、日本ではこれほど酷い状態になっていないからどうも実感がないということでもあるのだが。 そんな状態で「食育」という言葉を打ち出したのは早計に過ぎたのかも知れない。結果として日本に於ける「食育」には本来と違った意味が色々付加されてしまった。 食育の基本は「色々な美味しさを知れ」だと思う。人間、味覚に関しては意外なほど保